成東駅爆破 慰霊式 2018年8月13日

成東駅爆破 慰霊式 2018年8月13日

いまから73年前。
昭和20年8月13日 11時58分、成東駅は米軍機の機銃掃射による空襲を受け、駅舎もろとも爆発しました。駅の構内に停車していた日本軍の高射砲や弾薬を積んでいた貨車が標的となり、出火から18分後、懸命に貨車の切り離し作業を行っていた駅職員15名、兵士27名が、一瞬にして犠牲になりました。終戦の2日前の惨事でした。

駅職員の犠牲者には、14歳から19歳までの少年少女が9名います。
戦争も末期、成人男性のほとんどが戦場に行っている中、鉄道の運営も子どもや女性に頼っている状態でした。彼らは、「貨車に弾薬が積まれている」という当時の軍の機密情報は、知らされていませんでした。

慰霊式には、JR千葉支社や山武市議会、そして一般の方々も参加し、献花をささげ黙とうが行われました。

さんむV-Rでは、山武地域での戦争体験のインタビュー動画を公開しています。
その中で、この成東駅爆破での数少ない生存者である大木八郎さんにもお話を伺い、壮絶な記憶とともにこの惨事を後世に伝え残すプロジェクトに取り組んでいます。

 

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